リュックベンソンの脚本とともにプロデュース作品です。ちらしや予告をみて、公開を楽しみにしていた作品です。ちらしをみると全米初登場1位、9週連続トップテン入りということで、ずいぶんと受けたんだということがわかります。ストーリーは最初、娘を愛するお父さんの生活がゆっくりと描かれ、娘のキムが、なんとかお父さんの許可を得て初めて海外旅行で訪れたパリで事件にまきこまれます。偶然、誘拐事件の時に電話をしていたお父さんのブライアンは犯人に言う言葉が、なかなか凄みがあります。「おまえが何者かは知らない。何が目的かもわからない。身代金を望んでいるなら言っておくが金はない。だが、俺は闇のキャリアで身につけた特殊な能力がある。お前らが恐れる能力だ。娘を返すなら、見逃してやる。だが返さないなら・・・・・」優しそうな目をした、どこにでもいそうなお父さんがその持っている特殊能力で娘のつかまったパリで一人、凶悪なアルバニア系マフィアを相手に暴れ回ります。「娘のためならエッフェル塔でも壊す」という気迫が伝わってきます。娘の救出は96時間以内タイムリミットが迫り、緊迫感がどんどん増してきます。ハラハラどきどきのあと爽やかな気分で映画館を出られるいい映画だと思います。
2009年8月
おすすめ度 ★★★★★

札幌アイ
歳時記
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